桝カフィが大切にしている3つのこと
③ ROAST〈焙煎〉
小型焙煎機の利点を活かし、
豆の個性を引き出す
桝カフィの珈琲づくりには欠かせない、二台の頼もしい小型焙煎機。イタリアンコンパクトカーFIAT 500(チンクエチェント)のように可愛くて小回りが利く相棒です。お客さまのお好みに応じて焙煎がし易いのと、少量の焙煎に適しているのが特徴です。大型焙煎機に比べ、酸化が早めなのと、少量ずつしか焼けないので生産に時間を要するのが玉に瑕なのですが……。
初めて出会う豆との対話は、とても緊張する瞬間であり、心躍る瞬間でもあります。
生産に携わった方々や、お客さまを思い浮かべながら、豆の個性を最大限に引き出すよう、丁寧に、焼いていきます。
まるで珈琲豆とじっくり対話をするように、今日も「焙煎」と向き合っています。
桝カフィでは、浅煎り、中浅煎り、中煎り、中深煎り、深煎り、極深煎りの6段階に区別されています。
焙煎度
(焙煎度が浅いと、酸味が強い)
浅煎り
【爽やかでスッキリ】
まだ浅く香りやコクは少なめ。酸味が残り爽やかな味わいが特徴です。
中浅煎り
【酸味があり軽い味わい】
酸味があり、軽くて飲みやすい珈琲が好きな方におすすめです。
中煎り
【マイルドな味わい】
一般的に人気のある焙煎度合いです。やや酸味があり、苦みが苦手な方や、焙煎度合いに迷った時におすすめ。珈琲の特徴が出やすい焙煎度合いです。
中深煎り
【程よい苦み、バランスが良い】
酸味よりも苦みやコクが強くなり、ほのかな甘みも感じられます。エスプレッソなどにも用いられます。
深煎り
【コクと苦みが強め】
苦みやコクが強く、味に重厚感があります。独特の香りが楽しめ、ミルクなどと合わせる味わいを楽しめます。
極深煎り
【強い苦み】
強い苦みと濃厚な味が特徴です。エスプレッソやアイスコーヒーなどにも用いられます。
(焙煎度が深いと、苦味が強い)